くりの里

■物件タイプ：農林漁業体験民宿
■最寄り駅・交通： JR人吉駅から車で約15分、くま川鉄道川村駅から車で３、４分。九州自動車道「人吉インター」から車で約10分。
■送迎：くま川鉄道川村駅より送迎あり（要予約）。
■子供料金：小学生までは子ども料金。乳児はカウントしません。
■リネン・アメニティ：歯ブラシやタオル類、寝巻きはご持参ください。
■入浴：近くの温泉施設「さがら温泉 茶湯里（さゆり）」を利用（送迎あり）。
■食事：あり　1泊2食（夕食・朝食）

【物件の特徴】

　田園風景を抜けて丘を登った先、静かなロケーションに当宿はあります。隣は約4000平方メートルにわたる栗畑。200本ほどの栗の木が生い茂っています。この栗林をご主人と共に育てているのが、宿の主の牧山規矩子さん。食に関していくつもの肩書きを持っています。くまもとふるさと食の名人、米粉インストラクター、食生活改善推進委員などなど。郷土料理、食文化の伝承が大切だという想いで長年、親子や高校生など幅広い年代を対象に料理教室も開いてきました。
　民宿の開業は2014年９月。食文化を伝えるには一緒に作って食べる体験が必要だと、宿でも自家栽培の旬の野菜を使ってゲストの方たちと一緒に球磨地方の郷土料理を作ります。とくに女性には好評で、ほか宿名物の栗を使った料理作りなどの体験もできます。
　部屋は田舎のおばあちゃんの家に来たような、懐かしい雰囲気。のんびりくつろげます。食や農に関心のある方におすすめのお宿です。

 

【体験等】

　栗の収穫（秋限定）や栗を使った料理や菓子作り（通年可）体験ができます。栗は「栗の王様」と呼ばれ、大粒で甘みが強い利平栗です。
　季節の野菜の収穫後の漬物作り体験ができます。ほか、基本的には食事はゲストの方たちと一緒に作るので、郷土料理作り体験はもれなくできます。

 

【お食事】

　栗や山菜のおこわ、つぼん汁（しゅる）、だご汁、煮しめなど郷土料理を堪能できます。作り方から教わる実践付きで、家に戻ってからも再現したくなる美味しさです。規矩子さんは米離れをなんとかしたいと、米の活用法も研究していて、米糀は商品として出荷するほどの人気です。当宿がある相良村は水質日本一といわれる清流「川辺川」が流れ、その水で育った米で使った麹です。美味しい麹は、なお美味しいのだと言います。
　また、漬物作りの名人でもあり、これを目当てに食事だけしにくる人もいるほどの腕前です。地方に隠された宝物を選ぶグランプリ「にっぽんの宝物」の熊本グランプリで2016年は栗饅頭、2017年は麹を使った７品で入賞しています。